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微量PCB混入廃棄物とは?

PCBの使用が禁止された、昭和47年以降に製造されPCBを使用していないとされた電気機器の中に数十 ppm程度の微量なPCBに汚染された電気機器が存在することが平成14 年7月に判明しました、その量は、電気機器が約120万台、OFケーブル(油浸紙絶縁ケーブル) が約1,400km に上るとの推計があり、このような微量のPCBを含有した廃棄電気機器などを指します。

pcb

国内での状況

中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会
微量PCB混入廃重電機器の処理に関する専門委員会

環境省では平成17年度より、微量PCB混入廃棄物を安全かつ確実な処理について確認することを目的として、焼却実証試験を実施しており、実証試験の結果においては、850℃以上の燃焼温度で低濃度PCBに汚染された絶縁油等の焼却処理は確実かつ周辺環境へ影響を及ぼすことなく安全に分解されることが確認され、処理に関する技術的問題は克服されています。
 一方で、推定650万台に上る電気製品のPCB含有を正確かつ効率的で低廉な測定方法が確立されておらず、法整備への障害となっています。

諸外国の取り組みと動向

各国のPCB処理基準と状況

処理濃度基準
(処理後濃度)
処理状況 処理施設(処理能力/年)
アメリカ 50ppm
(2ppm)
焼却処理が中心であったが、近年は 化学処理も有。
1929~1975の使用量570,000t(PCB油)
平成6(1994)年は、保有量 25,000t、処理量843,000t(PCB廃棄物
焼却 4施設
化学 15施設
カナダ 50ppm
(2ppm)
高濃度PCBは焼却、低濃度は化学処理。
1996年の報告では、使用中9,732t(高濃度)、PCB廃棄物保 管量135,000t(液状物、トランス、コンデンサ、 汚泥等)、焼却処理量10,013t(高濃度)。
焼却 2施設
(43,000t)
化学 10施設
イギリス 50ppm 50ppm以上の高濃度のものは焼却処理。
10~50ppmは焼却又は化学処理
焼却 3施設
(9,500t)
ドイツ 10ppm以上
(10ppm)
1993年のPCB及びPCB汚染物処理量(高温焼却及び地下処分)液状13.2万t、固形状12.5万t 焼却 5施設
22,250t/年
フランス 50ppm以上
(50ppm)
焼却の他、化学処理も有。
他国のPCBの輸入・処理も実施。
焼却 3施設
(35,000t)
化学 1施設
(2,000t)
オランダ 5ppm以上
(1ppm)
高温焼却が中心。 焼却 2施設
(5,660t)
オーストラリア 50ppm又50g以上 濃度の高いものは、高温焼却方式を断念し、化学処理を実施.低濃度のものは、焼却又は化学処理 化学 7施設
(5,400t)
日本 設定無し
特別管理産業廃棄物
(0.5ppm)
高温焼却に加え、化学処理も認められている。自社保管物の処理施設有。 稼動処理施設無し